息子が家を出たら電気代が7,000円下がった話
こんにちは。有限会社南雲住建の南雲です。
先日、東北電力の使用実績を見ていて驚きました。
昨年4月の電気使用量は629kWh、電気料金は18,767円。
それに対して今年4月は367kWh、11,750円。
電気使用量は262kWh減り、電気料金も約7,000円下がっていました。
正直なところ、
「今年は暖かかったからかな?」
と思いました。
しかし、数字を見れば見るほど、それだけでは説明できないような気がしてきたのです。
犯人は誰だ?
確かに今年の春は暖かかった印象があります。
暖房を使う期間も昨年より短かったように感じます。
しかし、262kWhもの差が出るだろうか。
そこで、この1年の変化を振り返ってみました。
すると、ひとつ大きな出来事がありました。
今年3月、次男が大学進学のため家を離れたのです。
「なるほど、これか。」
と思いました。
ところが、よく考えると長男が進学した時には、ここまで大きな変化はありませんでした。
単純に家族が一人減っただけではなさそうです。
では何が違ったのか。
思い返してみると、次男には独特の生活スタイルがありました。
学校から帰ると、まずシャワー。
「お前はしずかちゃんか!」
と冗談を言うほどです。
その後はテレビやゲームを楽しみながら夜更かし。
部屋へ行くと、なぜかそこだけ暖かい。
当時は
「ゲーム機って結構電気を食うんだな」
と思っていました。
しかし調べてみると、ゲーム機自体の消費電力は意外と大したことがありません。
本当に効いていたのは、
・給湯
・洗濯
・照明
・テレビ
・在宅時間
など、生活全体の積み重ねだったようです。
どうやら今回の電気代の変化は、
「暖かい春」と
「しずかちゃん並みにお風呂好きな次男の独立」
の共同犯だったようです。
高性能住宅でも光熱費は変わる
住宅の仕事をしていると、どうしても断熱性能や気密性能に目が向きます。
ちなみに我が家は平成30年に建築した住宅で、
UA値 0.38
C値 0.12
という性能でした。
小千谷市は省エネルギー基準の4地域ですが、現在の基準で見ても十分高性能な住宅だと思います。
暖房はダクト配管による全館空調に近い方式。
給湯は太陽熱利用とエコキュートを組み合わせたシステムです。
それでも今回の結果を見ると、
光熱費は住宅性能だけでは決まらないことがよく分かります。
家族の人数。
お湯の使い方。
在宅時間。
生活習慣。
こうした要素も、光熱費に大きな影響を与えているのです。
数字を見ると少し寂しい
毎月届く検針票は、ただの請求書だと思っていました。
しかし今回改めて見てみると、
そこには家族の暮らしの変化が数字として表れていました。
電気代が下がったのはありがたいことです。
でも一方で、
以前は当たり前だった生活の音や気配が少なくなったことも感じます。
毎月の検針票が、子どもたちの成長を教えてくれるとは思いませんでした。
住まいは「性能」と「暮らし方」の両方が大切
家づくりでは断熱性能や気密性能が注目されます。
もちろん大切なことです。
しかし実際の光熱費は、住宅性能だけでなく暮らし方によっても大きく変わります。
今回の電気代の変化を見て、改めてそう感じました。
皆さんのお宅でも、過去の電気使用量を見返してみると意外な発見があるかもしれません。

