食洗器の道(了) 所感

食洗器の話はこれにて完結です。

本当は「購入しました!」で締めたかったのですが、難しいです。
時短を狙う場合は分岐水栓による工事が必須と思います。
ですが、今の物件にいつまで住むかわからず、工事が困難でした。

購入の際は(続)みたいな感じで報告しようと思います。
みなさんはよい食洗器ライフをお過ごしください!

食洗器の道(6) 買ってからの費用

これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。

第6回 買ってからの費用

食洗器は高いですが、買ってからどんな費用が掛かるのでしょうか。
実際にかかるのは洗剤のお金です。

1.買ってから掛かる洗剤

普通食器洗いには油を落としたり除菌したりするのに洗剤を使いますが、食洗器も洗剤が必要です。
普通の粉タイプ、液体のジェルタイプ、セットが簡単なタブレットタイプがあります。
粉が安く、タブレットが高い傾向があります。
粉とタブレットは溶け残りのケースがありますので、性能なら液体がよいようです。

2.他に掛かる費用

他には、水垢がこびりついてきた場合の庫内洗浄に洗浄剤があります。
汚れてきたな、と思ったら洗う感じなので、そんなに頻繁ではありません。
必要に応じて購入し、洗浄してください。

3.買う場所

洗剤を買うにあたって、スーパーやドラッグストアでも売っていますが、電気屋にもあります。
機械純正のものなど、メジャーな洗剤メーカーでないものなどが取り扱いがあります。
庫内洗浄の洗剤などはスーパーの取り揃えによっては売ってない可能性もあります。
いつもの購入ルートで見つからない場合は電気屋にも寄ってみてください。
急ぎでない場合はネット通販もいいかもしれませんね。

4.他に本当に掛からないか

例えば、壊れたり劣化したりして掛かる部分があるかもしれません。
経年劣化は10年など、かなり遠い未来のようです。
なので、カゴを買い替えたりするのは考えなくてもよいでしょう。

5.最後に

必要なのは洗剤のみでした。
どの洗剤がいいかは検証できないので他のブログ記事に譲ります。
自分で使い勝手のよい洗剤をみつけてみてください。


食洗器の道(5) どこで買うか?

これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。

第5回 どこで買うか?

食洗器はどこで買うのがベストなのでしょうか。
今どきなら「ネットで一番安いところで買うべきだろ!」と思われるでしょう。
私もそう思っていました。

1.タンク式なら通販で問題ない

例えば、水道を接続しない「タンク式」であれば、工事不要ですので問題ありません。
むしろ重たい食洗器を運ぶ手間がないので、玄関まで届くネット通販がいいでしょう。
「シロカ」というメーカーがタンクと水栓の2ウェイ仕様なので、DIYで水栓をセットするのにチャレンジできます。
ダメなら手動でタンク給水ですね。
私のところは賃貸なので工事は避けたいと思っています。
ブログによると給湯器からの水道から給水している人もいるそうなのですが、自分でできるかどうかわかりません。
そういう意味ではチャレンジできるのは大きいです。

2.工事ありなら電気屋が無難

水栓をセットするなら、通常分岐水栓を買って設置しなければなりません。
ピンとこなかったのですが、食洗器は工事前提なのです。
びっくりしました。
電気屋で「うち、洗濯機みたいに水道から給水するよ」と言ったのですが「工事の者が伺って分岐します」と返されました。
むしろ自分でやることがDIY扱いのようです。
電気屋に依頼すると、事前に工事の者がきて、設置場所と分岐水栓の種類を調べて帰り、分岐水栓を取り寄せて後日現品と共に工事するそうです。
当然工事費はかかります。分岐水栓も費用が掛かります。
私調べでは工事費はそんなに高くないのですが、分岐水栓が1万円超えてしまいます。

3.分岐水栓が高い

パナソニックの場合、サイトをよく見ると「分岐水栓を調べてくれる」サービスがあります。
これでDIYもできるのですが、この水栓がどれも1万円以上するんです...。
予算を組む際にはよく考えて数に入れておいてください。
設置場所の都合でホースの延長を行いたい場合、繋げて足すことができないので、長いホースが必要です。
これはそんなに高くないですが、やはり追加料金がかかります。
電気屋の場合、下見の際に設置場所を教えたら、ホースが必要かどうかも分かります。

4.最後に

お任せの場合は電気屋で、DIYや工事不要なら通販がベストです。
本体は結構大きいので、買って自宅まで持って帰るようなことは思わぬ事故もあるかもしれないので避けましょう。


食洗器の道(4) 設置の問題

これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。


ビルドイン型はシステムキッチン導入時に業者が工事を行うため、特に考えることはないでしょう。
今回は据え置き型の話になります。

1.置き場所について

まず、設置する場合には置き場所が必要になります。皿が何枚も収納される箱ですので、必然的に大きくなります。
私も電気屋で下見をした際に食洗器を見た感想が「結構大きいな...」でした。
一度設置して動かすことがないとはいえ、スペースとして大きく使います。
設置場所は事前によく打ち合わせる必要があるでしょう。
ラックの中段に入れるのも検討しましたが、排水を考えると低い位置は難しいです。
なので、大体上段の一番いい位置に置くと思います。
なお、皿を洗った後に取り出さない前提で、皿を置く場所に設置する方もいるようでした。
すぐに取り出さない用に消臭モードを搭載した食洗器もあるようです。


2.配線について

設置後、電気を繋ぎ、水道を繋いで、排水を出す必要があります。
さきほどラックの最上段に置く必要がないとしましたが、排水の関係で下の方ではまずいです。
水の勢いがあって排水自体はうまくいくと思いますが、最後の水がホース内に残るでしょう。
排水を流しではなく桶に溜めるとかであれば、下の方でも大丈夫でしょう。

電気は流しに置いてあることが少ないです。
今どきは食洗器や浄水器用にコンセントが用意されていることが増えてきましたが、個数も少ないです。
冷蔵庫の箇所だったり、少し遠いところから引く必要があると思います。
接続しっぱなしにするため、なるべくなら延長コードは避けたいですが、仕方ない場合もあります。
その時は埃が入らないようなガードの付いた値段の高い延長コードを使った方がいいでしょう。
最初から口が1つしかないケーブルもいいですね。

3.取り出しやすさ

取り出しやすさを考えると、目の前の高さが一番ですね。
ビルドイン型の場合は足元ですが、取り出しやすさを考えると少し不便です。
ただ、目の前の高さの場所というのは一等地ですので、そこに置いて邪魔になる場合もあります。
少し遠くてもいいですが、洗い場から遠ざかると往復が必要だったり、一時的に置き場所が必要になったりします。

4.本体の大きさ

一度セットすると動かすのが大変なので、あらかじめ確認しておいた方がいいのが大きさです。
電気屋に現物やモックが置いてある場合があるので、一度見に行くといいでしょう。
私は意外と大きいな、という印象でした。
ですが、大きな皿が入るものなので、当然と言えば当然なのですが、ネットで見ると小さいのはなぜなんでしょうね。
当然入る枚数が多い上位グレードは大きくなります。
最上位グレードまでいくと、デスクトップパソコンのミドルタワー位になってきます。
すごく大きくなってきますね。
よく確認してください。

5.最後に

何度も言いますが、よく大きさを確認したほうがいいです。
置く場所がなくて...なんて可能性もゼロではありません。

食洗器の道(3) コスト

これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。

1.食洗器はコストの削減になるか

金銭的コストの削減について、難しい数字抜きにしても、洗剤や水道水の利用量がかなり減り、その節約の結果食洗器本体を買える額が返ってくると言われています。
これだけ聞いても「買うかな?」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
時間的コストは少し難しいです。予洗いをして食洗器にセットした後、かなりの時間がかかるようです。機種によりますが、時短モードでも30分、長いものは2時間かかるとか。
その後原則としては取り出す必要があります。所説あって、取り出さないで明日に持ち越す人もいるようですが、取り出す場合は終わるまで待たなければなりません。
果たしてこれを時短と呼ぶかどうか、人によっては迷うと思います。

2.電気代の誤解

手洗いではなく機械を使うので、電気代は追加でかかります。動作が1時間とか長い時間を伴うので、かなりの電気を使うのではないかと思われがちです。
電気代のほとんどが温水と温風です。温水は手洗いでも湯沸かし器を使うので、それがこちらに移行したと考えられます。
温風については衛生上必要とされていますが、節約家は乾燥を中断させて自然乾燥させ、電気代を浮かすのだそうです。
結局、電気代については総じて上がることになります。ですが、手洗い時の湯沸かし器のエネルギーが電気温水に代わり、さらに節水によるコスト削減で、電気代は気になりません。

3.QOLという概念

クオリティオブライフ、使い勝手に関してですが、手洗いから解放されるので、向上するものだと思われがちです。
ですが、どうしても性格上合う合わないがどうしても発生してしまいます。
先ほど書いた、洗って乾燥されるまで時間がかかること、動作音がそこそこ大きいことなどで、ストレスに感じる方がいらっしゃるようです。
また、食洗器そのもののメンテナンスも考えなければなりません。
残菜を捨てたり、フィルターを掃除したり、なにかしら手をいれなければなりません。
流し台がそうであるように、食洗器もまた洗う必要が出てくるのです。
メリットだけでなく、こういったデメリットも当然出てきます。
このデメリットをどう受け取るかで、また必要さ加減が変わってくると思います。

4.手荒れに対するコスト

洗い物をすると、少なからず手荒れします。食器を洗う洗剤が手に対してなんらかの作用をするのは説明する必要がないと思います。
食洗器を使う場合、予洗いが発生しますが、そこで洗剤を使わなければ手荒れは最小限に抑えられます。
手荒れというのは個人差があります。私はそんなに困るほどではないですが、人によっては何度もハンドクリームを塗ったりするようです。
その手荒れが回避できるのなら、それにかけるハンドクリーム代や、その他いろいろなコストについて抑えられる計算になります。

5.最後に

メリットとデメリットについて、コストという側面からピックアップする形になりました。
デメリットを押してなおメリットが大きいと私は思うのですがいかがでしょうか。


食洗器の道(2) 据え置き型とビルドイン型

これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。

1.据え置き型とビルドイン型

食洗器には据え置き型とビルドイン型があるのはご存じでしょうか。
据え置き型は、単に設置して終わりです。
ビルドイン型はBuild-inつまり最初から設置している感じです。内蔵型とか組み込み型とか言えばわかりやすいかもしれません。

2.今から買うならどっち?

据え置き型は外付けです。ビルドイン型は内蔵です。パソコンで言えば、最近必須ではなくなってきたDVDドライブが近いです。
ですが、自作PCみたいに内蔵型を後から付け足すのは困難なようです。
社長に聞いたのですが、ビルドイン型の食洗器はシステムキッチンに組み込まれており「ちょっと引き出しを1個つぶしてここにいれたい」というようなのは少し難しいとのことでした。
システムキッチンごと買い替えるので、これは立派なリフォームですね。
さらに、水の供給配管と排水配管、動作させる電気配線の追加が必要になるので、DIYではちょっと難しい世界です。
システムキッチンの値段はピンキリですが、さらに工事費もかかるのを予定しててください。
でも、食洗器のためだけにリフォームでは敷居が高いですよね。
普通に買い足すなら据え置き型という形になります。

3.据え置き型の設置方法

据え置き型は、置けば完了です。簡単ですね。
ですが、3つ線をつなぐ必要があります。
第1は電気の線です。キッチンなら、冷蔵庫や電子レンジのコンセント口から引っ張れると思います。
第2は水の供給の線です。タイプによっては水道ではなくタンク式があり、汲んで流し込んで開始することもできるようです。ただし、洗浄のたびに汲むので面倒なのは確かです。
やはり水道と繋ぐのが楽ですが、その配管は洗濯機のものにイメージが近いです。口にセットしてねじで固定します。当然水道の蛇口が1個使われます。
私の賃貸は湯沸かし器のセットの口が開いているのでそこに繋げば解決です。DIYで同様にしている方がいるようです。
ない場合は、水道に分岐の金具を設置して、もう1本口を増やします。これが1万円ちょっとするので、思わぬ出費になります。賃貸の場合、部屋を出る際に復元させなければいけないのも厄介ですね。
最後に排水の線ですが、キッチンに向ければ解決です。キッチン近くに設置できない場合は、プラスチック容器に向けて排水し、洗浄の都度最後に捨てる方法もあります。1回ごとに捨てるので大変ですし、うっかり入ってても洗浄ができてしまうので、多重になった場合なかなか大変な目にあうでしょう。私はうっかりするので排水は溜めない方が向いています。
繋ぐ理屈は分かりやすいので、水道の分岐を金具の追加購入してまで行わなければ、DIYでも十分対応できると思います。

4.ビルドイン型のメリット

ビルドイン型は最初から入れ込まなければならないですが、先ほど挙げた配管配線は工事でやってもらえます。
その配管配線が生きるので、致命的な故障の場合も食洗器ユニットの交換が可能だそうです。
それよりも一番のメリットはサイズです。一般的な据え置き型よりもサイズが大きく、多くのお皿を収納できます。
性能も高く、その分値段も高いのですが、キッチンユニットと一緒に入っているため食洗器単体でいくらというのは厳密には不明です。
キッチンリフォームや新築の際には、どんな食洗器がくるかチェックしたほうがいいでしょう。

5.ビルドイン型が主流

据え置き型は後から食洗器に興味があって購入するケースなのですが、大体は新築時に計画してビルドイン型をいれます。
そもそも据え置き型は最初のキッチンの予定になく、どこかに置かなければならないので、置き場所に困るケースがあるようです。
メーカーによっては置き方が考えられるよう、予備の足があったりと置き場所に関する本体への工夫があるようです。
うまく電気配線と水道の配管が届く位置に配置できればいいですが、場合によっては延長ケーブルや延長の配管を追加購入する必要がでてきます。設置に関してはよく調べた方がいいです。

最後に

理想はビルドイン型ですが、諸事情で据え置き型という人もいると思います。
ですが、これを機にキッチンリフォームまで検討されてもいいかもしれません。
ショールームにて実際の今のキッチンに触れてみてはいかがでしょうか。

食洗器の道(1) あなたにとって必要か

これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。

1.あなたにとって必要かどうか

食洗器(食器洗い機・食器洗い乾燥機)についてどう思われますか?
洗濯機や冷蔵庫と違い、必ずしもいらない家電にあたります。手で洗えば済むものですし、それが当たり前と感じる人も多いでしょう。
ですが、セットするだけで綺麗にしてくれる食洗器は時短家電というカテゴリになり、その恩恵として毎日の家事の時間が少なくなります。
食器の数で空く時間は人それぞれですが、あなたは空いた時間でなにをしますか?
私は普段後回しにしている勉強本を読む時間に充てたいと思いますが、単純にテレビを見てだらだら過ごしたいとか思ってもいいでしょう。
ですが、必ずしも楽になるとも限らず、システムキッチンを買った際に付いてきたものの、使ってないという方もいるようです。

2.新たな家電がやってくるという事実

新しい家電が来たら、生活のスタイルが変わります。食器を洗う手間がなくなる代わりに、食洗器に食器をセットして、スイッチを入れて、終わった後に片付ける必要があります。
生活のスタイルが変わることをよしとしない人もいるでしょう。洗濯乾燥機を買ったけれど乾燥機能は使ってないとか、エアコン買ったけど冬場は暖房運転しないで石油ストーブだとか、スタイルの変化を望まない人もいます。
そこを変えようとして、途中で挫折して使わなくなるケースもあるようです。食洗器の場合は、全自動だけど終わるまでの時間が長く、片手間とはいえ待つのが嫌いな人がいます。また、予洗い(あらかじめ簡単に汚れを落とす)が必要になるため、結局全部洗ってしまい不要になってしまうケースがあります。
私は食洗器が欲しいので肯定的ですが「私はいらないかな」という人もいるでしょうし「買ったけどいらなかった」という人もいると思います。

3.「食器の洗濯機」という表現

いろいろ調べていくうちに、私にぴったりとくる表現が見つかりました。
それが「食器の洗濯機」というものです。
汚れの度合いや種類、セットのテクニックで、汚れが残ったりするそうですが、そのために予洗いをしたりします。これは洗濯機での付け置き洗いや油染みを落とすテクニックに近いものがあります。
また、洗濯機でおしゃれ着や女性の下着などをかけないように、食洗器では漆器(みそ汁のお椀)やプラスチック容器(弁当箱)を洗うのに適さないものがあります。そういうものは手洗いになったりすると思います。
いまだ洗濯機も万能ではありません。食洗器も万能ではないのです。そういう意味では似ていると思いました。

4.食洗器のメリット

デメリットを先に書いてしまいましたが、メリットは時短以外にいくつもあります。
まずは「手荒れ対策」です。洗剤の洗浄力で手荒れが発生しますが、かなり軽減されます。予洗いのために完全な水洗いの回避はできませんが「泡スプレー」という洗剤をかけ、しばらく放置して軽く水洗いを行う方法で予洗いの時間を短縮できます。気を使うなら、その間位はゴム手袋をしてもいいかもしれません。また、泡スプレーはかなり安く、瞬間湯沸かし器でいっぱいお湯を使うよりもガス代のランニングコストを抑えられるという意見もあります。
次に独自の意見ですが「給湯器(瞬間湯沸かし器)に頼らなくてよくなる」というものです。
肉の油は40℃や45℃で溶けるので、お湯に頼らなければなりませんが、食洗器は人の手が入らないので80℃などの高温で落とします。なので、予洗いでしっかり落とす必要はありません。カレーなどの固形物はさすがに難しいようですが、徹底するなら泡スプレーで対処できます。
給湯器はガスを使いますが、部屋の酸素を使って燃焼するため、長時間使用は酸欠になる可能性がありますし、一酸化炭素中毒になる場合もあります。マニュアル的には換気が必要です。たまたま私が安いアパートに入って給湯器がなかったのですが「新規に購入する位なら給湯器じゃなくて食洗器にしよう」という参考にならない考えもあります。
さらに「食洗器専用の洗剤を使用できる」というものです。人間の手に触れないため、強力な洗剤が使えます。同時に高温のお湯も使用した上で機械乾燥するので、衛生的にかなり有利になります。
そして、流水を使わなくて済むなどで節水効果があるため「ランニングコストが減る」というものです。年単位で言えば、節水と湯沸かし器のガス代で食洗器本体が買えるという計算もあるほどです。


5.食洗器のデメリット

デメリットをまとめ直すと「完全に汚れが落ちない」「予洗いが必須」となります。
手洗いは汚れが落ちるまで落とすため、完全にきれいになるのは当たり前です。食洗器では食器の設置方法で汚れ落ちが変わるため、慣れとテクニックが必要になります。
また、予洗いは必須です。「残菜」という表現をするのですが、固形物がある状態で食洗器に入れると、落ちなかったり、固形物が中に残ったり排水管に詰まったりとトラブルにつながるようです。
さらに「全てが洗えない」です。高温のお湯を使うために漆器はNGですし、高圧のお湯を吹き付けるので重量が軽いプラスチックの食器は固定しなければなりません。さらに物理的に収まらないといけないので取っ手付きの鍋は大きなスペースを使います。鍋まで洗うと食洗器の回数が2回になり、完全な食器洗い完了の時間が後ろにずれることになります。

6.ある程度食洗器に合わせる生活

私はまだ食洗器を購入していません。
ですが、一人暮らしなので「食器の形を揃える」「取っ手のある鍋は手洗いに」「カレーやパスタの日はしっかり予洗いを」等、柔軟に対応できます。極まってきたら「取っ手のとれる鍋を買いそろえる」「全部食洗器に入れるよう、食器の枚数を制限する」など最適なスタイルになっていくかもしれません。それは食洗器を迎え入れ、愛着がわいたらという話です。
楽に1回に洗うという意味では、食器の枚数を減らして1日に使う枚数を制限し、夜のうちに1回でまとめて洗うという手法にいきつきます。今でも食事の都度洗ってはいませんので違和感はありませんが、家族の多い家ではなかなかできないと思います。
食洗器は自動で食器を洗ってくれますが、よりうまく上手に洗うために食洗器に協力することは、人によって合う合わないがあると思います。

最後に

これを読んだみなさんは食洗器を欲しいと思ったでしょうか。それともいらないと思ったでしょうか。
考えは人それぞれですし「自動で食器を洗ってくれるなら楽じゃない」と思ったものの、実は予洗いや手順の違いで「楽じゃなった」と思う人もいるようです。セットして長い時間洗い、終わったころに戻ってきて片付けるというスタイルは、手をかけている時間の短縮にはなるものの、中抜けできるだけで家事の完了という意味では時間が伸びるという意見もあります。
結論としては「好みの問題」です。冷蔵庫や洗濯機のように必須ではありません。
ですが、スタイルの変化と共に便利だと感じられたら、買ってみてはいかがでしょうか。

そして次回へと続きます。
次回予定:据え置き型とビルドイン型