吸排気量の調整

新築のM様宅の吸排気量の設定に立ち会いました。

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(現地はカメラに作業の方が写りそうだったので写真は事務所のものになります)
左が吸気口、右が排気口になります。

私は勉強中なので知らなかったのですが、現在の法律だと住宅は吸排気のシステムが必須で、2時間に1回分の空気の入れ替えが必要なのだそうです。知らないうちにそのような形になっていました。
一般の家庭では換気扇を設置して常に回すような状態でも、条件を満たせばよいそうです。
本件はJoy-kos仕様の建物のため、吸排気システムが存在します。自然吸気で強制排気(機械で排気)になります。
2時間で建物全部の空気を全て入れ替える計算ですが、排気口の出口の隙間の大きさの調整と、排気システムのパワーで微妙な調整が可能です。その細かい調整に立ち会いました。
建物内の窓や扉を全て閉めた状態で吸排気を行い、テスターを排気口に入れて計測します。排気口の状態と部屋の状態との差で、排気の強さがわかるのだそうです。

電気屋さんにやってもらったのですが、すごい面倒そうでした。時間がとても掛かり、計算も必要で、とにかく大変そうでした。
会社に戻った後、社長もできるし簡単だと言ってましたが...。
微調整で大きく全体的に数値が変わるのでなかなか大変だと、電気屋さんのコンビは説明してくれました。

私が入社してから最初のJoy-kos仕様の新築住宅ですが、とても住み心地がよさそうな雰囲気でした。
高気密でとにかく静かな印象です。もちろん閑静な住宅街に位置していて、外から大きな音がしないのも一因ですが、Joy-kosの炭化コルクパネルが吸音もしているそうです。

私個人の話ですが、私の部屋にはコルクのタイルパネルを敷き詰めています。コルクの触り心地が好きなのもありますが、やはり吸音性が若干あるように思います。柔らかいので物を落とした時も響きませんし。
Joy-kosの炭化コルクパネルは床下に埋め込むので、音波を吸音する形になるので、私のもののように直接的ではありませんが、コルクの力かと思うと親しみがわいてきますね。